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kohashi.org - 写真とコンピュータと猫さんぽ



雨の日の撮影 (一考として)

私が取っている雨のときの撮影ポイントを整理しました。

(1) カメラは防滴仕様のカメラとレンズを使う

例 雨の明治神宮御苑の花菖蒲撮影では、EOS 5D Mark IV + EF 24-105 F4 IS USM IIを使用。
防滴仕様以外の一般的なカメラとレンズは雨に弱く、故障の原因となります。

雨のときは買い物袋などのビニール袋でカメラを覆うという方法もあります。カメラ用のレインコートという商品もあります。これは何度か使いましたが、ファインダーが見えない、湿気で蒸してしまうこともあり、現在は使用していません。ビニール袋は急な雨などで撮影しなければならないときに、カメラを水から保護するのには有用だと思います。特に一般的な雨に弱いカメラでは必要になります。

撮影方法ですが、これはご自分の流儀があると思いますので説明しません。ただ、雨のときは、三脚を立てていることもあり、ライブビュー撮影しています。ファインダーは水滴で見えない(そこまで雨で濡らしているもの問題なのですが)こともあります。ある程度の構図を決めたあとは、被写体(風の動きやハッとする瞬間)と背景(不要な人や虫がいないことを確認、あるいは、背景でボカしているが期待するポーズや位置にくるのを待つ、ひたすら、待つ)に注目する ということはやっています。

(2) レンズ交換は要注意

カメラ内部に水滴や空気を漂う雨のつぶが入り込むことがあります。そのため、雨の撮影ではレンズ交換しないことが原則です。 ただ、実は、サブのEOS 5D Mark IIIが修理中のため、しかたなく、雨が止んだタイミングでレンズ交換しています。EOS M5にEF70200を付けて持参したのですが、雨がひどく、カメラバックの中で待機していました。

(3) 雨でぬれることを前提にした道具立て

傘を差しながらの撮影になるので、両手が塞がれない様に準備しています。

日本手ぬぐい

薄いので無駄に水分を含まない「日本手ぬぐい」は便利です。100円均一で買ったものを半分、あるいは、そのままのレンズからカメラの上にかけておきます。 撮影時にレンズの先だけ開けて撮影することで、カメラにかかる水分をできるだけ省きます。

三脚

私の場合、雨のときは必ず使用します。場所とモデルさん探しでうろうろするときは、カメラと三脚は近くに放置しています。小雨のときは、カメラに日本手ぬぐいをかけて、ちょっとヒドイ雨のときは、100円のレインコートやビニールの買い物袋など防水のものを上に掛けただけで待ってもらっています。

レリーズ、あるいは、リモートシャッター

三脚撮影ということもありますが、カメラから手を放して、被写体を観察できるので便利ですね。

カメラ用のクロス布

レンズの部分はどうしても水滴がつくことがあるので、撮影の合間にチェックして、水があれば拭き取ります。

汚れていも良い小さ目のタオル

雨だと泥などで汚れることもあり、三脚の足やカメラバックの表面の水分を取るのに重宝します。私の場合、ハンカチ程度の大きさのハンドタオルは撮影の常備品で、いつも必ず持って行きます。

カメラバック

専用の物は基本的に防水です。ちゃんと使用していれば、外は濡れるものの、中まで水が入ることはないので、あまり気にしていません。

(4) 不要なもののは持って行かない

雨のときは、必要ないもの、濡れたら困るものは省きます。 普通の撮影では、大雪と嵐以外はどうにか対処できる品々が入っています。もちろん、ほとんどのものが小さく収納でき、軽いモノばかりですが。

撮影関係で先に書いたもの以外のもの:

予備の電池とメモリーカード(必要量の2倍から3倍)、小型のレフ板

いつもは念のため入っているもの:

ビニール袋(大・小)、ディフューザー(影を作って直射日光を和らげるのにも)、年間フリーパスなどの会員証類、ウインドブレーカー(冬春秋)、紐、絆創膏と薬類、小さな密封袋など

持って行くもの(あって助かったもの):

水、カロリーメイト(フルーツ味※食事を忘れることが多々あるので)、小さな傘、100円で買ったレインコート、ボールペン、ジプロック(スマートフォンが入るサイズ※無いと思うけど遭難したときに)

(5) 帰宅後のメンテナンス

最初に行うことは、カメラで撮影したデータをパソコンなどに取り込みます。メンテナンスはその後の作業になります。次の撮影を予定している場合は、バッテリーの充電も行います。

なお、メモリーカードの初期化は、パソコンにデータの取り込みを終えて、内容の確認後に行います。

カメラの清掃

レンズはカメラに着けたままで、レンズフードなど外して良いものは取り外します。

ブロアー(シュポシュポ、空気でゴミを飛ばすもの)でレンズの表面などのゴミを軽く飛ばします。ズームレンズの隙間などにゴミや水を追い込まないように注意します。

カメラとレンズの間のような狭い場所などを、ブラシ(100円で買った塗装用のもの)でかるくなぞって、泥などのキズが付きやすいものを落としておきます。レンズに固いゴミがある状態で拭いてしまうとキズになります。

雨でぬれている場合は、ブロアーやブラシもやりにくいです。できるだけ、泥やゴミなどの固いものを取り除きます。泥などが付いて取れないときは、汚れているも良い布などを濡らして、キズが付かないように優しく拭きます。

レンズ面を除く、他のカメラ表面を綺麗な布(できればカメラ専用の繊維がでないもの)で軽く拭きます。ズームレンズなどは伸ばして、隙間も軽く抜いておきます。

レンズのガラス面は、ゴミがないことを確かめて、カメラ専用の布やレンズ掃除用の紙などで清掃します。

レンズはカメラに着けた状態で、レンズキャップ、フードなど外してまま、30分から1時間程度、室内に放置して自然乾燥します。

専用の除湿庫(湿度を一定に保つことができるカメラ用の保管庫)を持っている場合は、そに収納します。

カメラバックは中身は全部だして乾燥

雨に濡れた程度にもよりますが、中まで濡れているようでしたら、全部だして乾燥させます。

楽しいカメラライフをお過ごしくださいネ。 ご参考までにでした。

作成: 2015年6月15日 更新: 2017年6月16日
カテゴリ: 日記 カメラ